ワイン 南アフリカのことなら、なんでもかんでも情報局
ポール クルバー (クルーバー/クルーヴァー) リースリング "エステート" エルギン [2018] (正規品) Paul Cluver Riesling Estate [白ワイン][南アフリカ][エルギン][750ml]
[負の歴史] 打開。
◎不安になるリースリング。
予てから「シャルドネの次に見て頂きたいポール・クルバーがリースリング」…と申し上げて来ましたが、最新’18年に関しては、品質としても、推奨度としても、そのレベルはシャルドネをも超えている…と感じます。
売り手として、不安にすらなるワインです…「これを知ってしまったあとで、同価格帯…いえ、4,000円未満としても、他のリースリングに満足できるのか?」と。
それほどまでに、この’18年のポール・クルバーは完璧です。
【 DWWA95点/金賞受賞 】 長年、欧州を筆頭とする最高峰のリースリングに触れてきた英デキャンター誌でも、ポール・クルバーからのそれは、’14年で世界1位(インターナショナル・トロフィ)、’15年で世界二十傑(ドライ・リースリングTOP20で南ア唯一)に選出されました。
そしてこの’18年もまた、デキャンター・ワールド・ワイン・アワード金賞@95点(17,000本以上が出展された中で、金賞は450本のみ…受賞率2%台)を受賞。
まさに世界トップ・クラスのリースリングとされてきました。
この美味しさとグレードを、2,000円台も中盤で実現するとは俄には信じられないことです。
▼不遇の南ア・リースリング (余談ですが)世界ではメジャー品種として知られるリースリング。
南アでもこれだけ素晴らしいリースリングが生まれるテロワールや可能性があるにもかかわらず、シャルドネやシュナン・ブランに比べ、南ア・リースリングの成長は緩やか…もっと言えば「鈍い」とさえ言えます。
その原因のひとつに「ケープ・リースリング」の存在があります。
ケープ・リースリングとは南アで栽培されているリースリング…ではありません。
正式名称は「CROUCHEN」(クルシェン)という、フランス原産の葡萄品種です。
リースリングとは一切関係が無いのですが、しかし南アでは長らくこれがリースリングと誤解され、栽培・醸造され続けてきました。
クルシェンは比較的繊細で軽く、お世辞にもクルシェンから造られた南ア・ワインは高品質とは言えませんでした。
そんなケープ・リースリングのイメージのせいなのか、本家リースリングの栽培も、あまり盛んには行われてきませんでした。
南アにおけるクルシェンの栽培面積は600haほど。
これはシュナン・ブラン(約18,000ha)の1/30程度です。
しかし、本家のリースリングはというと、そんな少ないクルシェンの、更に1/3ほどしか栽培されていません。
近年南アでもようやく本来のリースリングとその実力が知られるようになってきましたが、W&S誌は、「ポール・クルバーこそがその立役者の一つである」と断言しています。
◎ヴィンテージが2018年になりました。
【2020.9.2更新】 ほのかな甘みを伴った、多彩にして洗練度の高い果実の旨み。
豊富で心地よいミネラル。
柑橘が隠された、柔らかくおおらかな酸味。
そしてフィニッシュにあるほろ苦みの締め具合…。
そこには一つの文句もつけようがなく、この価格帯として、私には、まさに「完璧な」リースリングに写りました。
極めて滑らかかつ上品なオイリーな香味は素晴らしく、更にそこへ洋梨やあんず、白い花やハニーが溶け込み、フリンティーな印象も置いていきます。
パワフルにして肉厚感のある圧倒的な旨味を抱えたスケールの大きさは、ちょっとこの価格帯では比較対象が思い浮かびません。
◎Decanter World Wine Award 2019より 【DWWA95点】 「Very stylish with a real Rhenish feel to it. The racy acidity is well integrated with the residual sugar. It has pure and gentle apple and blackcurrant flavours, plus a long finish and aftertaste. Great development potential.」 ◎Tim Atkin South Africa Report 2019より 【TA93点】 「The Cluvers have reduced their Riesling range in recent year, but this halbtrocken style with 19 grams of sugar and refreshing carbon dioxide is still one of the best in the Cape. Racy, juicy and pithy, with lime and blackcurrant leaf notes and very well-judged sweetness.」 前作はワイン&スピリッツ誌でも【W&S94点】という、2,000円台中盤の白としては破格のスコアを受賞。
読者も、「それは流石にやりすぎでは?」と思ったのではないでしょうか?しかし飲んでその思いは覆され、そして同時に納得したはずです。
「これは本物だ」…と。
メインとなるのは樹齢31年の自社畑産リースリング。
発酵前にほんの少しスキンコンタクト。
優しくプレスし、フリーランジュース(一番搾り)のみ使用。
一部、酸の高い物は途中で発酵を止め、糖度の低い物はそのままシュールリーで熟成。
その後にブレンド。
テクニカルや評点も、その味わいの前には無意味です。
これが2,000円台も中盤とは恐るべき事…。
まさにパーフェクトなリースリングであり、これを知ってしまったあと、他のリースリングに価値が見いだせるのかちょっと不安にすらなってしまいます。
◎いろいろと余計なことを書いてしまいましたが、とにかく、ポール・クルバーのリースリングは無茶苦茶旨い!と、それだけ知って頂けたら嬉しいです。
■204本完売! 24本追加いたしました。
■デキャンター・ワールド・ワイン・アワード【Gold Medal/95点】 ■ティム・アトキン93ポイント ■プラッターズ・ガイド93ポイント ■スクリューキャップです。
コルクはついておりません。
Price | 商品価格 | 2,580円(税込み) |
Review Average | レビュー平均 | 0(5点満点) |
Review Count | レビュー件数 | 0件 |
Shop Name | ショップ | カリフォルニアワインのYANAGIYA |