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フラム シュナン ブラン ウエスタン ケープ [2016] (正規品) Fram Chenin Blanc [白ワイン][南アフリカ][ウエスタンケープ][750ml]
[黄金の] バランス■2016年9月、南ア試飲会の当日ナンバー・ワンホワイト。
クリュブルジョワ級生産者とは思えぬ品質。
【Fram Chenin Blanc Western Cape 2016】 ≪ ボッシェンダル元醸造長のPB ≫ ◎南ア限定試飲会、当日の私的ナンバーワン白・ボトル。
2016年9月15日、東京は飯田橋で開催された、R社主催の南ア産ワイン限定試飲会。
ここですっかり虜にさせられてしまった、当日のベスト・ホワイト…それがこの 『フラム』…格別でした。
当時まったく素性を知らぬ造り手であり、販売を即決して仕入れを終えてからあれこれ調べ出すと、かの 『ボッシェンダル』 の赤ワイン部門の醸造長によるプライベート・ブランドと知り、そのレベルの高さにも納得したものです。
と、同時に「ボッシェンダルは白も彼に任せたほうが良かったのでは…」とすら感じさせるワインでした。
◎文句の付けようもないプロポーション。
フラムの何が素晴らしいかって、その黄金バランス。
昔の 『カルトロジー』 ほどのネクターでも、『アリスタルゴス』 ほどドライでも、『セイディ』 ほどの塩味も無し。
これら面々の各々のキャラに、どこか "過ぎる" きらいをお感じになられたなら、まさにフラムにこそ天秤の釣り合いをお感じ頂けることでしょう。
南アの高品質シュナンは名作の宝庫ですが、しかしそんな中にもフラムはスタイル×品質×価格で他に類を見ない、最高のポジションを担っていると言えます。
▼フラム(Fram) ティム・アトキン2018年度版格付け【クリュ・ブルジョワ級】(五級外)。
1685年に設立された 『グルート・コンスタンシア』(Groot Constantia)と並ぶ、南ア最古のワイナリにして、この国のワインを世界品質にまで高めた立役者のひとつ、『ボッシェンダル』(Boschendal)にて12年間赤ワイン部門の醸造長を務めたワインメーカー、ティナス・クルーガー(Thinus Krüger)が独立して2103年に立ち上げたプライベート・レーベルです。
大手在籍時には出来なかった、「様々な地域に点在する南アフリカの畑を探す旅」を楽しみ、それを「航海」と例え、ワイナリーのコンセプトとしています。
ワイナリー名称はノルウェーの木造探検船、フラム号から。
シンボルマークを錨としているのはそんな理由からです。
基本的に酵母、酸等は添加せず、自然のままに醸造しています。
処女作から注目を集め、ジャンシス・ロビンソン女史もそのファースト・ヴィンテージに対し、「驚いたことに、まだ出来たてで規模も小さいにもかかわらず、早くもイギリス、米国、ドイツに輸出されている」と言及してます。
さて、ティナス・クルーガーの手腕もさることながら、実は使用フルーツにもこのクオリティの秘訣があります。
ちょっとそちらにも触れましょう。
◎古木の魔女、クリスタ・フォン・ラ・シュヴァルリー 世界各国から注目を浴び、躍進に沸く南アフリカのワイン。
現在その焦点は専らワインそのものとワイナリー、あるいは醸造家にあります。
しかしそれが一巡したあと、恐らく次に向かうであろう視線の矛先が「畑」と「栽培家」(カリフォルニアがそうであったように)。
そんな中、既にティム・アトキンMWが「スワートランドで最もひっぱりだこで、最も素晴らしいシュナン・ブランを育てる栽培家」と公言する人物がいます。
それがクリスタ・フォン・ラ・シュヴァルリー女史(Christa von la Chevallerie/左画像)。
南アのシュナン・ブランは1ヘクタールあたりR4,500ほどで購入できますが、彼女のオールド・ヴァイン・シュナンはR20,000〜25,000ほどで取引される…と言いますから尋常ではありません。
実際、彼女のクライアントには、アルヘイト、デヴィッド&ナディア・サディ、ドノヴァン・ラール、マリヌー、マウント・アボラ(アトキン2015年度シュナンブラン・ワインズ・オブ・ザ・イヤー受賞)など、多くの一級生産者やシュナンの名手が含まれ、彼女なくしてはスワートランドの高品質なシュナン・ブランは語れないほど。
そして、フラムに用いられるシュナン・ブランのメインを占めるフルーツ・ソースこそが、彼女の畑なのです。
単一畑ではありませんが、それでもこのクオリティですから十分でしょう。
むしろシングル・ヴィンヤードになって5,000円格になってしまうくらいなら、ブレンドでこの価格のほうが却って嬉しい…というもの。
◎Platter's Guide 2019より 【PG94点】 「Ex Piekenierskloof & Swartland, 2016 in same delicate yet compelling mode as 2015 (5 stars, 97 pts). Especially light, fresh, yet packs a wealth of flavour: hay, earthy tones with nudge of dried peach. All harmonised via natural ferment, old oak. Pithily dry.」 ◎ヴィンテージが2016年になりました。
【2019.6.14更新】 トーストの芳ばしさある、濃い黄色の花や蜂蜜の密度高い香りと色合い。
各メディアでライト、或いはフレッシュといった表現があったため軽やかな味わいを想像していたのですが、試飲してみますと樽香の乗った、思いの外リッチで豊満なボディ。
イメージより粘性に富んだ肉厚な完熟果実の旨味があり、軽やかというよりもむしろ高級感とゴージャスさを感じました。
ただそこはフラム。
石灰を思わせる豊かなミネラル、かすかな塩味、ホロ苦みの旨味、そして豊富に備わった、しかしながら優しい酸味と溶け合い、スケールの大きさはそのままに、素敵な調和と個性を輝かせています。
前作ではデキャンター95点でも沸かせましたが、この安定感には、なんだか貫禄すら感じられるようになってきましたね…。
100%除梗し、樽熟は三ヶ月間。
●価格上で、ひとつ格上のシュナンたちともやりあえる逸品です。
■72本完売! 12本追加いたしました。
■プラッターズ・ガイド94ポイント【★
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】(4.5) ■ティム・アトキン93ポイント
Price | 商品価格 | 3,980円(税込み) |
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Shop Name | ショップ | カリフォルニアワインのYANAGIYA |